2021.1.5

UNICORN、SKAdNetworkに関する対応状況について

株式会社アドウェイズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡村 陽久、以下アドウェイズ)の100%子会社であるUNICORN株式会社(本社:東京都新宿区:代表取締役 山田翔 、以下「UNICORN」)は、SKAdNetworkの対応状況についてお知らせいたします。

Apple社が提供するiPhoneやiPadなどの端末には、各ユーザーの端末に任意で割り当てられた固有IDである、IDFA(Identifier for Advertiser)という広告識別子が存在します。従来のiOSのアプリプロモーションでは、ユーザーの流入経路や行動を測定する固有の識別子としてIDFAが使われておりました。

Apple社は、2020年6月30日に行われたWWDC(※1)でユーザーのプライバシーが一層強化された、iOS14を発表し、アプリ開発者やアトリビューションプロバイダー(※2)などがユーザーのIDFAを取得する際に、取得理由を明示的に示し、且つユーザーの同意が必要な仕様、App Tracking Transparency(アプリトラッキングトランスペアレンシー、以下ATT)を発表しました。ATTの義務化に関する開始日付は公開されていないものの、2021年上旬行使予定とされています。
ATTの発表に伴い、iOSのアプリプロモーションにおいて、ユーザーのプライバシーを維持しながら(IDFAの取得を必要としない)広告キャンペーンの効果を測定できる、SKAdNetwork 2.0 が発表されました。

UNICORNでは、Apple社のiOS14に対する発表直後から、SKAdNetworkの対応を積極的に準備し、この度、グローバルの主要アトリビューションプロバイダーやSSP(※3)との連携を完了(一部はテスト期間)いたしました。

また、2019年より、Apple社が提供するApp Store内の検索広告(Apple Search Ads)における最適化エンジンの開発を通じて、個人を識別できない状況下においても広告パフォーマンスの最適化を実証しております。今回、発表されたApple社の個人情報に対する新たな方針は、ディスプレイ広告の一部領域においても、個人情報に頼らない広告の時代が到来することを意味しており、早期にSKAdNetworkの対応を完了させた上で、更なる最適化エンジンのパフォーマンス向上に努めてまいります。

UNICORNは、配信実績やエンゲージメント実績を元にした独自のアドフラウドプロテクションや配信先の取捨選択など、正しい指標で本質的な意思決定をサポートします。
広告主や広告代理店が従来行ってきた“人による細かな運用や数値分析”に費やす時間を削減し、“人にしか行えない業務”に専念できる環境を整えると共に、さらにマーケティング本来の目的である製品やサービスの売上拡大をミッションとして、今後もサービス開発を行ってまいります。

アドウェイズグループでは、市場のニーズ柔軟に対応し、更なるサービスの拡充に努め、世界各国で効率的かつ実用的な広告マーケティングサービスの開発を実現してまいります。

※1 WWDC:Worldwide Developers Conference、世界開発者会議の略。Apple社の年次イベントとして、Apple社の新商品や技術などを発表。

※2 アトリビューションプロバイダー(Attribution Provider):ユーザーがどういう経路でサービスに流入したかや、流入後にどういう行動をとっているかを測定できるプラットフォームを提供する会社。

※3 SSP:Supply Side Platform(サプライサイドプラットフォーム)の略。広告を表示するパブリッシャーが広告収入を最大化できるよう広告インベントリを管理できるプラットフォーム。


【UNICORNについて】https://uni-corn.net/
UNICORN 月間買い付け可能トラフィック5,000億impを超える国内最大級の全自動マーケティングプラットフォーム。SSPとのRTB取引の中でリアルタイムにインプレッションの価値を予測し、UNICORN上で展開される各キャンペーンにとって最適な価格での自動入札を実現。